居心地の良いおしゃれな空間の作り方9「どこにどんな照明を置けば効果的か」
居心地の良い空間で過ごす時間は、リラックスでき、自然とストレスがたまらず、嫌なことを思い出したりしない力が抜けた時間ではないでしょうか。そんな時間を過ごせる空間を作るためには、照明がとても重要な役割を果たします。
人は誰一人として「光」(照明)のないところでは生きていくことが出来ません。北欧などの日照時間が短い国ではうつ病などが多く発症すると言うデータがあるように、人が幸せに心地よく生きていくためには照明が不可欠です。
今回は、どんな光をどんな場所に置くことでより効果的に照明の力を発揮できるかを書いていきたいと思います。
この記事の重要ポイント!
1 照明は必要な場所に必要なだけ。
2 照明の色には2種類ある。
3 照明だけでインテリアの雰囲気を変えることができる。
4 照明で部屋を区切ることができる。
5 日本は、全てが明るすぎる。
目次
家の中での照明の役割
照明は、家の中を明るくし、夜の暗闇の中で物が見えるようにするのはもちろんのこと、その光の色によって視覚的に癒されたり、お部屋のインテリアをスタイリッシュに見せたりする効果や役割があると思います。そこで、どのような照明をどんなところに置けば失敗せずに適材適所の照明を選ぶことができるかについてご紹介していきます。
きちんと見るための照明
照明を使う理由の一つに「ものをはっきりきちんと見るため」があります。本を読む時、料理をする時、そしてメイクをする時などは、はっきりと確実に見える必要があります。そんな時に使う照明は、なるだけ明るい白色の光だと思います。本来の色を見ることができ、なおかつ細部まで見えるものである必要があります。
心地よさを作るための照明
照明を使うもう一つの理由に「心地よさを作るため」があります。これは、物をはっきり見るための照明ではなく、お部屋のインテリアに心地よさをプラスし、雰囲気を持たせるために使うツールとしての照明です。この時につかう照明の色は明るい白色ではなくオレンジ系の色の暖かい色の光になります。物をはっきり見ることは出来ませんが、その照明に照らされた空間はより居心地の良い空間を演出することが出来ます。
照明にはどんな種類があるのか?
日本の住宅は、最初から天井に照明を取り付けるようにできていますが、だからと言ってその場所だけにつけなければいけないわけではありません。いろんなタイプの照明を必要なところに必要な明るさで置くことが大切です。
では、どんな種類の照明があるのかご紹介します。
天井や壁に最初から取り付けられているタイプの照明
1から家を作る場合を除いて、一般的に照明が取り付ける位置は大体決まっています。そしてほとんどの場合は明るめの光を放つ照明用の場合が多いと思います。
シーリングライト
天井につけるタイプの照明で、蛍光灯や電球をつけてカバーするタイプや、吊り下げられた装飾的なデザインのタイプもあります。
ダウンライト
天井をくり抜いた状態のソケットにダウンライト用の電球を取り付けるタイプの照明です。スイッチが調光できるタイプの物になっているのもあります。傘がないのでホコリがたまりません。
スポットライト
かべや天井に取り付けられていて、狙った場所を照らすように角度を変えたりできる明るい照明です。
どこにでも好きなところに置けるタイプの照明
自分の好みの物を用途に合わせて買ってきて必要なところに置けるので自由度が高いです。そしてインテリアとしても活躍します。
フロアスタンド
文字通り床に置くタイプの照明です。一人掛けのアームチェアーの横などに置いて読書灯にしたりするのに向いています。すごく大きなタイプの物だと、ダイニングテーブル全体を照らすことができたりします。
テーブルスタンド
サイドテーブルなどに置いてインテリアの一部として使うのに向いています。字を読むための照明と言うよりも、黄昏時のまだ照明のいらないくらいの明るさの頃から雰囲気づくりのためにつけておくのがおすすめです。
実際に照明を置く場所を見てみよう
家で照明がいらない部屋はありません。でも、どこにでも置けばいい、光の色や強さもなんでもいいわけではありません。居心地の良いスタイリッシュな空間を作るためには、選ばなければいけません!では、部屋別にどんな照明が合うか見ていきましょう。
リビングルーム
リビングルームには、ソファーやテレビが置いてあり、家の中で一番寛ぐスペースだと思います。そんな場所は、目から入る光は柔らかく心地よさを作るオレンジ色の照明がおすすめです。サイドテーブルがあれば、テーブルスタンドを置いて、淡い光で雰囲気を作るのもいいと思います。本を読んだりするソファーや椅子の横には、はっきり字が見えるように明るめの光を放つフロアースタンドを置いてみてはどうでしょう。ピンポイントで手元だけが明るくなるのでリビングルームの雰囲気を損なう心配がありません。
ダイニングルーム
ダイニングテーブルの真上だけに照明を置き、美味しいご飯が見えるぐらいでちょうどいいと思います。部屋全体が煌々と照らされる必要はありません。明るすぎると雰囲気も何もなくなってしまいます。必要なだけの明るさで十分です。
キッチン
ここは、絶対に明るくないといけない場所ですね。ちゃんと見えないと危ないです。天井からの照明だけでなく、スポットライトで照らすべき場所をさらに良く見えるようにするのもいいですね。
バスルーム、トイレ
バスルームやトイレは、しっかり見える必要があるの明るい白い光で空間全体を照らす必要があると思います。歯磨きやメイクなどをする時は見えないとできませんよね。
ベッドルーム
ベッドルームは、家中でもっとも暗めの照明が合う空間です。でも、寝る前に少し本を読んだりしたい方は、サイドテーブルに読書灯を置くとインテリアとしてもおしゃれで実用的だと思います。
空間を照明で区切ることができる
照明の使い方の上級編として、タイプの違う照明を使い分けることによって、同じ空間を別々の目的の場所と区切ることも可能です。照明に照らされた部分とその端の暗い部分が句切となります。また、照明の中に光の強さが違うタイプの照明を置くことで、その場所が違う目的をもったスペースにすることができます。
日本に住んでると明るいのが当たり前
日本は世界で一番明るい国だと思います。街は深夜いつまでも明るいし、家の中なんてスイッチオンすればもう隅々まで明るい。私も、それが普通でしたが海外に行くことが多くなり、全部を明るくする必要がないと言うことを知りました。初めは街や部屋の暗さに慣れませんでしたが、すぐに慣れて薄暗さが心地よくなりました。「必要な場所に必要な明かり」が照明を使う上で大切だなと思います。
いろんな照明を使って楽しみながら自分だけの居心地の良い空間を作っていってください!
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